こんにちはTakatomiです。
2015年12月12日に公開された映画『母と暮せば』は、戦後の「ヒロシマ」・「ナガサキ」・「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」のひとつとして
「ナガサキ」をテーマに制作された作品。
“吉永小百合”と嵐のメンバー“二宮和也”が出演を務め、“黒木華”や“小林稔侍”など豪華なキャストが共演することで話題となった。
この記事では、映画『母と暮せば』のあらすじを感想と共にご紹介いたします。
まだこれから作品を観ようと思っている方に配慮し、
「ネタバレ」を最小限に抑えながら解説していきます(^^)
切なくもあり、心温まる親子の絆を描いた
映画『母と暮せば』の魅力をお伝えしていくので
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!!
※いち早く内容を知りたい方は「目次」より読み飛ばして下さい。
映画『母と暮せば』とは?

映画『母と暮せば』は、制作会社である「松竹」創立120周年を記念して制作された作品。
小説家であり、劇作家でもあった“井上ひさし氏”が晩年に構想していた、「ヒロシマ」・「ナガサキ」・「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」の遺志を
“山田洋次”監督が引き継ぎ、「ナガサキ」をテーマに制作された映画なのだ。
1945年8月9日、原爆によって被害を受けた「長崎」の後を描いた物語で、
戦争映画ではなく、“親子の絆”をテーマに盛り込んでいる。
そして、
・第89回アカデミー賞
・外国語映画賞部門
を受賞した名作なのだ。
ほのぼのとした情景描写のなかに、“戦争の爪痕”と“深い親子の愛情”が相まって
涙なくしては観られない感動の作品だ!!
第89回アカデミー賞、日本からの外国語映画賞部門への出品作品が・・・
— 映画『母と暮せば』 (@hahato_kuraseba) September 6, 2016
なんと「母と暮せば」に決定しました!!
最終的なノミネート作は来年1月24日に発表・・・日々どきどきしながら過ごそうと思います・・・!https://t.co/FLlhFo37BW
『母と暮せば』のあらすじをご紹介!!
1945年8月9日午前11時2分・・・。
医師を志し長崎医科大学に通う主人公“福原浩二(二宮和也)”は、長崎の原爆投下によって跡形もなく被爆死してしまう。
それから3年後、長崎で助産師をしている“福原伸子(吉永小百合)”のところに、原爆で亡くなったはずの息子の“浩二”が亡霊となりふらりと現れる。
あまりのことに呆然とする母に、
「母さんの諦めが悪いから、なかなか出てこられなかった」と言いながら
すでに死んでいるはずの“浩二”は、その後もちょくちょく顔を出すようになる。
戦争など何もなかった平凡なあの頃のように触れ合うふたり・・・。
しかし、そんな“浩二”には一つだけ気掛かりがあった。
当時、医師を目指していた“浩二”と将来を約束した恋人の“佐多町子(黒木華)”のことだった・・・。
「母と暮せば」の母の日キャンペーンは愛あふれる感動ツイートで埋め尽くされた – https://t.co/pT6eVcHWGj pic.twitter.com/vhDH9jrAxy
— シネマズPLUS (@Cinemasby) May 20, 2016
「亡霊」と表現してしまうと“ホラー”とか“怖い”といったイメージになりがちだが、
決してそんな雰囲気はなく、
戦時中という極限状態の中での生活を強いられた方々にとって、
「もしかすると本当にこの物語のような体験をした人がいるんじゃないか。」
「二度と戦争のような悲しい出来事を起こしてはならない。」
そう考えさせられる名作である。
『母と暮せば』監督・スタッフは誰?
映画『母と暮せば』は、『ひょっこりひょうたん島』や『父と暮せば』を代表作とする小説家であり、劇作家でもあった“井上ひさし氏”が描いた構想を
山田洋次監督が引き継ぎ、映像化したもの。
企画には“井上ひさし氏”の三女“井上麻矢さん”が担当している。
監督:山田洋次
脚本:山田洋次・平松恵美子
企画:井上麻矢
撮影:近森眞史
美術:出川三男
音楽:坂本龍一
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
プロデューサー:榎望
今日は #山田洋次 監督の誕生日🎂
— Google Play (@GooglePlay) September 13, 2016
続編の制作も決定した「#家族はつらいよ」(@kazoku_tsuraiyo)を観てみよう♪監督ならではのユーモアあふれる演出を楽しんで。 https://t.co/MFWXOOySl7 pic.twitter.com/PeWz2Qzzcn
キャスト一覧
福原伸子 :吉永小百合
福原浩二 :二宮和也
佐多町子 :黒木華
黒田正圀 :浅野忠信
富江 :広岡由里子
風見民子 :本田望結
復員局の職員 :小林稔侍
年配の男性 :辻萬長
川上教授 :橋爪功
上海のおじさん:加藤健一
キャストについて知りたい方はコチラ↓↓↓
『母と暮せば』を観た感想は?(ネタバレあり)
映画『母と暮せば』は、ほのぼのとした作風の中に
戦争の悲惨さと、親子の深い愛情、そして愛する人を残して逝った思い、残された人の想いが
見事なバランスで描かれた作品といえる。
私個人の感想では
当初、亡くなった“浩二”に対し「私は浩二のことを想い続けて静かに暮らす」と言い切っていた“町子(黒木華)”の
終盤にかけて揺れ動く心の葛藤が、とても切なく
また、“伸子”の子供を想う姿が“戦争が奪ったものの大きさ”を感じさせてくれて
涙なくしては観られないほど胸にジーンと来るものがあるので
まだ観ていないという方は、その辺りも見どころに楽しんで頂きたい!!
母と暮せばのニノさんと黒木華さんの伝説のあの名シーンを流してください…(泣)(尊)♡ pic.twitter.com/fKJVs7LPID
— つり (@_ll26ars) September 26, 2020
『母と暮せば』の動画配信は?
現在、映画『母と暮せば』を扱っている動画配信サービスはありません。
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【おわりに】
映画『母と暮せば』は、戦後の「ヒロシマ」・「ナガサキ」・「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」のひとつとして
「ナガサキ」をテーマに制作された作品で
“吉永小百合さん”、“二宮和也さん”、“黒木華さん”共演の感動作!!
ほのぼのとした作風のなかに、“戦争の悲惨さ”と“深い親子の愛情”に気づかされる名作なので
気になる方は、ぜひチェックしてみよう!!
二宮x黒木共演!『母と暮せば』のあらすじを感想付きでネタバレ解説!! を、最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
[…] 二宮x黒木共演!『母と暮せば』のあらすじを感想付きでネタバレ解説!!この記事では、映画『母と暮せば』のあらすじを感想と共にご紹介いたします。「戦後命の三部作」のひとつとして […]